台湾の永豊餘社(Yuen Foong Yu)が、同国桃園直轄市に位置する同社Hsin Wu工場に於いて、年産30万トンの再生コルゲーター3号機での商業生産をこのほどスタートさせたことが分かった。操業開始は、第1四半期の試運転を経て、第2四半期後半からずれ込み、当初の予定よりやや遅れた。同社広報担当者によると、同工場での熱電併給プラントの建設期間が同社の思惑より延びてしまい、従って同板紙ラインの商業生産の計画も再調整せざるを得なかったとしている。また、同熱電併給プラントは、板紙ラインに十分早いスピードで作動する様に動力を供給していると付け加えた。フィンランドValmet社製の同板紙ラインは、抄き幅6,600㎜、設計スピードは分速1,200m、原料としては主に国内で回収された古紙100%を使用している。
9月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ