中国の8月の古紙輸入量は弱含みに推移した前月からの急回復で、前月比21.8%急増、259万9千トンまで数字が跳ね上がった。7月古紙輸入量が前月比10.8%減少した状況から一転した。今回の大きな変動は、バイヤーから申請のあった古紙輸入許可証の更新を、同国政府がいつ承認するのかが不確実であったことが起因しているとしている。当局は、5月下旬に承認を停止していたが、政府が間もなく受け入れを示すであろうとの考えで、多くの工場が6月に買いを増やし、8月の税関データに反映されたとしている。輸入古紙のうち雑古紙の輸入数量は劇的な増加をみせ、前月比51.6%増の501,112トンを記録したが、これは政府が今年末からこのグレードの輸入を禁じると公表したことによるもの。OCCの輸入量も同22.6%急増の160万5千トン。また、新聞古紙は同1.9%微増の427,199トンであった。前年同月比でみると、前年8月の古紙全体の輸入量236万8千トンから9.7%増となった。
10月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ