南アフリカを本拠とするSappi社は、ベルギーの同社Lanaken工場8号機の製紙ライン変換業務をフィンランドのValmet社に委託することが分かった。同社は、今後3年間に現行ラインをコート紙生産用途に革新的に変換するとしていたが、今回実施する変換によって、低米坪化も含めてあらゆる種類の塗工上級紙を生産する柔軟性を備えることになるとしている。Valmet社によると、現在軽量コート紙(LWC)を生産している8号機は、軽量で高品質のコート紙グレードを生産するように再構築され、徐々に生産を開始するとしている。既に公表されている様に、稼働開始は2019年に予定している。なお、先週、同社はFlemish政府より今回の変換を支援する為の戦略的援助で4百万ユーロ(470万米ドル)を授与された。同ラインの現在の生産能力は年産305,000トンとなっている。
10月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ