ブラジルの紙パルプ・メーカーSuzano社CEOが、同社は新たに遊休地もしくは新興の工業地に於いて短期的にパルプ・プロジェクトを推し進める可能性を本日示唆したことが分かった。同社としては、2018年第1四半期にパルプ増産の新たな投資に関する決断をするとしている。必要とあれば、同社は既に準備の整った森林植林地を所有しているとしている。同CEOは、ブラジル証券取引所での株主への演説の中で、同社はパルプ部門でM&A取引を先に進める方が望ましいと述べたが、好調な市場の勢いは長期間続くと予測しており、増産強化を検討するとした。更に、増産強化へのタイミングを失うことは望ましくないと付け加えた。また、ユーカリパルプの価格と短期的な需要は、世界中の紙価格が上昇している為、すべての市場で好調を維持すると予測している。 それに加えて、同CEOは、中国の港でのパルプ在庫は約23万トンであり、1週間の供給分しかなく、同国には在庫切れのリスクがあると述べた。
11月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ