新たな流動床燃焼システムが、カナダのトロント地域に位置する2つの製紙工場で蒸気を発生させ、チッピング費用を相殺することになることが分かった。米国アイダホ州Haydenに位置するPrecision Energy Services, Inc.(PES社)は、Atlantic Packaging社の生産現場に初のスラッジ・エネルギー化システムを供給した。このシステムは、これまで湿った製紙スラッジを確実に燃焼させることができなかった燃焼技術に取って代わった。PES社は、このほどカナダのオンタリオ州のAtlantic Packaging社2番目の再生紙工場向けのスラッジ・エネルギー化システムを設計、提供したもの。このシステムは、以前は地元の埋立地に送られていた製紙スラッジ年間10万トンを処理するように設計されており、スラッジ処分のコストを削減するとともに、プラント蒸気発生によって化石燃料のコストも削減するとしている。
1月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ