中国では、複数の紙・板紙メーカーが2月16日の春節前後に実施する休転計画を公表していることが分かった。2017年末から春節直後までに、市場供給分から削減される逸失生産量の合計は544,000トンに及ぶ見通し。同国最大のパッケージング板紙メーカーである玖龍紙業は、2月26日から福建省の泉州工場に於いて2機の再生コンテナーボード・ラインをいずれも18日間の予定で保守休転とするとしている。この2ラインの生産能力は合計で年産65万トンで、この休転によって約3万4千トンが減産となる模様。これは、前回発表された同社の休転の再実施であり、昨年末に広東省東莞市にある同社旗艦工場で始まり、そこでは継続、また江蘇省の泰泉工場では春節前後も操業を実施するとしている。また、理文造紙は、既に12月の最後5日間に広東省東莞市の再生コンテナーボード年産合計72万トンの4ラインを止めていた。
1月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ