イタリアのCartiere del Polesine社が、同国のAdria工場へ新たな段ボール原紙ライン導入に向けて、投資プロジェクトを実施することが分かった。同社広報担当者によると、今回導入予定の新ラインは米坪範囲80g~120gで日産約900トン、年産にして31万5千トンに匹敵する生産能力を有しているとしている。主に製品のベースは再生紙となるが一部パルプ繊維も抄き込む可能性もあるとしている。投資額は、1億5千万ユーロから2億ユーロを想定しているとみられる。同社は既に同プロジェクトに対する環境影響評価を依頼しており、およそ1年半から2年後には新ラインでの操業が開始できる見通しとしている。同工場は、現在のところ3号機と4号機の2ラインで、ライナーと段ボール中芯を合計で20万5千トンの生産能力を有している。
2月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ