中国税関当局によると、同国の1月パルプ輸入量が反発をみせ、前月の12月に前月比17.1%急減となっていたが、1月は同6.5%増の206万2千トンとなったことが分かった。12月の大きな減少は、昨年7月に大規模な中国工場や輸入業者から活発な5ヶ月間の買いが始まったことが、11月の27.8%の急激な増加につながったことによるもの。この減少はまた、チリの生産者であるArauco社とCMPC社が、各地の工場で休転を取って生産を削減したことで、特に同国からの輸入減少といった明白な結果となり、パルプ供給力の低下がまねいたものとしている。しかしながら、その後、供給の混乱は解決したとしている。1月のNBKP輸入量はカナダ、米国、チリからの輸入量増で、全体で前月比12.1%増の832,486トンとなったものの、LBKPは同3.4%減の783,621トンとなった。
3月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ