スペインのEnce社が、同国Pontevedraに位置する晒ユーカリパルプ年産46万5千トンの生産能力を有する同社工場で、このほど計画通り保守休転に入った。同社広報担当者がPPIヨーロッパに語ったところによると、今週月曜日から開始した休転は10日間の予定で、工場の生産能力向上の為の2段階の工程のうち最初の工程を完了させることになるとしている。同社は、今回の休転中に環境面およびその他の改善も行なう為に約800万ユーロを投資することにしている。環境分野では、回収ボイラーの効率を高め、冷却塔の機能を改善することが含まれるが、これは流出物の温度低下を促すことによって臭気の排出を減少させるものとしている。今回の作業によって、詳細は特定していないものの、工場の生産効率の向上と全体の競争力を高めることになるとしている。
3月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ