メキシコのEmpaques Nova社が、同国南東部Yucatan州に位置するUman工場に於いて、同社初のコンテナーボード・ラインを始動させたことが分かった。抄き幅2,500㎜のこの新ラインは、既に2017年末に稼働をスタートさせていたが、生産能力は米坪範囲110g~275gの再生ライナーボードおよび100g~180gの再生中芯を合計月産6,000トンとしている。当初、同ラインの製品50%は同社の自社製の段ボール原紙生産に回し、残りは国内外市場へ販売する予定としている。同社は同時に、エネルギー自給自足の為の電力・蒸気併給プラントも同工場に建設中である。同プラントは、今年末か2019年初頭には運転を開始できる見込みとしている。ただし、関係者によれば、この併給プラント・プロジェクトは同地域での天然ガス供給の可否次第であるとしている。
3月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ