米国商務省(DOC)は4月10日、ブラジルのSuzano社とインドネシアのAPRIL社からの上質紙に対する輸入関税を引き下げるとした管理レビューを発表した。この変更にともない、Suzano品へのアンチダンピング課税(ADD)は、これまでの22.1%から17.9%へ、またAPRIL品への相殺関税は当初の21.22%から2015年に15.09%へ、2016年の4.13%へ低減となっている。PPI Pulp & Paper Weekが報じた様に、本件は米国上質紙市場への影響が懸念されていたもの。いずれにせよ、米国市場に留まっているSuzano社へは大きな変化は及ぼさないが、今回の措置によりAPRIL社は復帰してくるとみられる。ただし、これまでのところインドネシアからの輸入数量は低レベルとしている。
4月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ