オーストラリアのアンチダンピング協会(ADC)が、不当廉売を申し立てられているオーストリア、フィンランド、韓国、ロシア、スロバキアから輸入のA4コピー紙について、実態調査を進めていることが分かった。オーストラリアは既に昨年4月にブラジル、中国、インドネシア、タイからのA4コピー紙に対して決定措置を下している。現在実施している調査は、Australian Paper社が提出した申請に従っているもの。この出願は、コピー紙が同国に通常価格よりも低い価格で輸出されたこと、および不当廉売が、市場価格の低下、収益のマイナス、収益性の低下、投資収益率の低下となり、同国産業に重大な損害をもたらしたと主張している。
4月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ