中国税関当局が公表した最新のデータによると、同国3月の古紙輸入量が前月比12.0%急増となり、数量にして142万2千トンとなった。しかしながら、前年同月比では前年3月の310万6千トンから54.2%の大幅減となった。また、第1四半期の累計でも合計で392万9千トンで、前年同期の777万3千トンから49.4%大幅減であった。既報の通り政府が年初以降、古紙輸入制限の新たな政策に踏み切ったことで、輸入古紙の数量はそれ以降激減している。ただし、3月末時点で、中国政府当局は合計888万9千トン分の輸入許可証を発行している。従って、3月末までに、総許可数量の55.8%にあたる496万トンがまだ輸入されていないことを意味している。
4月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ