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紙の業界ニュース

2013/09/25

=特種東海製紙=パンチカードが未来技術遺産に登録

国立科学博物館が実施している「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に、特種東海製紙のパンチカード『レミントン統計カード』(写真左)と『IBM統計カード』(写真右)が登録された。
 国立科学博物館では、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的に、2008年から「未来技術遺産」の登録制度をスタートさせた。登録の対象となるのは、「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」と「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」。同館が行っている産業技術史資料の所在調査によって得られた情報をもとに登録候補を選出し、外部有識者によって構成される登録委員会の審議を経て決定される。
 これまでに113件の資料が登録されており、特種東海製紙のパンチカードは、今年度22件のうち、制度実施以来初めての紙製品となる。9月10日には東京・上野の国立科学博物館で、登録証および記念盾の授与式が執り行われた。
 今回、紙製品として初めて登録された『レミントン統計カード』と『IBM統計カード』は、情報化時代の草分けとなった国産最初期のパンチカード。1938年に製作・生産開始された『レミントン』は、米国レミントンランド社製統計機の国内導入に伴い、情報記録紙の国産化の要望に応じて開発された国産初のパンチカード用紙であり、時の鉄道省、統計局、保健局、横浜税関、中部電力など、日本における事務簡素化のパイオニアに納入され省力化に貢献した。『IBM』の製作・生産開始は1945年頃で、終戦直後に日本IBM社の依頼を受けて開発、コンピューターの処理能力の向上や高速化に対応して、逐次改良が行われた。
 当時、パンチカードには耐久性、寸法安定性、静電気の発生低減、パンチ穴の打ち抜きに対する機械的適性などが求められた。特種東海製紙のパンチカードは、処理装置の高速化が著しく進んだ時代に継続的な高品質化が行われ、日本の情報用紙分野の技術力が高められるきっかけともなった。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/23号」より
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