大和板紙(北村貴則社長)は公益社団法人中小企業研究センターが主催する「第57回(2023年度)グッドカンパニー大賞」特別賞を受賞し、2月1日経団連会館で北村社長が表彰状と造幣局製の純銀メダル(写真)、副賞などを授与された。同賞は1967(昭和42)年度の創設以来毎年、全国の中小企業の中から経営の刷新、技術開発などに優れた成果をあげている企業を表彰している。これまでの表彰企業数は累計で760社に上り、歴史と実績のある表彰事業として中小企業の振興に寄与している。
同社は、2008年にプライバシーマークを取得して官公庁の機密文書など古紙調達ルートを拡大し、再生が敬遠される難処理古紙の再生にも積極的に取り組んでいる。また、11年には板紙製造で日本初のFSC認証を取得し商品の8割を認証紙とするほか、混抄紙製造技術、2,500人のデザイナー会員による商品開発力を有している。このような強みを活かし、環境の押し売りはしないという考えのもと、事業活動の結果としてサステナブルな社会の実現を目指すという企業姿勢が評価された。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/20号」より