日本包装技術協会(=JPI)は6月1日から、「2024年度 第48回木下賞」候補推薦の募集を開始した。JPI会員企業をはじめ包装関連の団体・機関、報道関係など広く一般からの推薦を募っている。募集期間は7月31日まで。
授賞対象は、①研究開発部門(包装の研究・開発に属するもの) ②改善合理化部門(包装の改善・合理化に属するもの) ③新規創出部門(包装の新規分野創出に属するもの)の3部門で、企業・個人・グループのいずれも可。過去2年以内(2022年1月~23年12月)に上市または生産・導入されたものを原則とし、国内のものを対象とする。選考結果は、予備審査(書類審査)・本審査(ヒアリング審査)後に、それぞれ書面(eメール)で通知される。原則的に一部門1点に木下賞が授与され、入賞外の中から優れた業績のものに対して「包装技術賞」が授与される。詳細はJPIホームページ(http://www.jpi.or.jp/saiji/kinoshita/kinoshitaindex.html)で。
ちなみに、昨年度の「第47回木下賞」受賞者は次の通り。
【研究開発部門】「再生樹脂の活用とキャップを軽量化した衣類用柔軟剤容器の開発」(ライオン、吉野工業所)
【改善合理化部門】▽「EP-PAK・GL用『液だれ防止機能キャップ』の開発」(J-オイルミルズ、凸版印刷)▽「乾電池エシカルパッケージの開発・実用化」(パナソニックエナジー)
【新規創出部門】▽「アルミカップ(Lumisus)の開発」(東洋製罐、東罐興業)▽「『アサヒ十六茶』PET630mlダイレクトマーキングボトル」(アサヒ飲料、リコー)
◎包装技術賞…▽「キリンビバレッジ生茶“グリーンエコロジーボトル”の開発~パッケージ省資源化と物流課題の解決~」(キリンホールディングス、キリンビバレッジ)▽「外用鎮痛消炎剤であるモーラステープ20mg/モーラステープL40㎎の包装袋において、医療用医薬品初のリサイクルPET80%を採用」(久光製薬)
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/22号」より