日本通信販売協会(JADMA)は6月21日、定時総会を開催し、その後の理事会において、第15代会長に千趣会代取社長の梶原健司(写真)氏を選任した。会長就任後の記者会見で梶原新会長は、次のように抱負を述べた。
「大変重責ではあるが、通販業界の健全な発展に誠心誠意、尽くしていきたい。
業界には法規制、物流、情報セキュリティなど大きな課題がある。コロナ禍以降、通販を利用される消費者が増えており、社会的に重要な位置づけの業界であると同時に、社会的責務が生じていることをしっかりと認識したうえで、基本の基ではあるが、消費者が安心して利用できる通販の原点をしっかりと見つめ直したい。
そのうえで、JADMAのコンセプトである『楽しく、便利な通販』『世の中をもっと楽しくする通販』につなげていきたいと考えている。今後、チャットGPTや生成AIなど、IT技術が進化すると、通販の在り方も大きく変わるし、そういう意味では消費者の意識も変わるだろう。
残念ながら不正を働く業者も出てくるかもしれないが、その都度、情報を共有しながら健全な通販を目指す。『人にやさしく、地球にやさしい』をベーステーマにしながら、今後の業界の発展につなげていきたい」
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/29号」より