レンゴーの連結子会社トライウォール社は、100%出資子会社を通じ、Concept Packaging Group LLC(=コンセプト・パッケージング社)の持分25%を取得した。
コンセプト・パッケージング社は、米国サウスカロライナ州に本社を置く重量物包装資材メーカー。主に自動車関連向けに段ボールなどの重量物包装資材を製造販売している。 レンゴーは、トライウォールグループを通じて段ボールをはじめとする重量物包装資材事業をグローバル展開しており、コンセプト・パッケージング社をグループに加えることで、米国での重量物段ボールの生産能力を増強し、ネットワークを拡大する。
【コンセプト・パッケージング社】▽2023年12月期売上高:1億6,500万㌦(約239億8,600万円)▽事業拠点:スパータンバーグ工場(登記上本社、サウスカロライナ州)、ジョージタウン工場(ケンタッキー州)のほかにサウスカロライナ州、ノースカロライナ州、ケンタッキー州、インディアナ州、ジョージア州、ミシシッピ州に倉庫兼加工所を保有
セロファンとビスコパール
生分解性の国際認証取得
レンゴーが製造販売しているセロファン、ビスコパールの両製品が、土壌中での生分解性を証明する国際認証「OK biodegradable SOIL」を取得した。
セロファンとビスコパールは、いずれも木材パルプを原料とし、形状はセロファンが透明フィルム、ビスコパールは球状のセルロース粒子。両製品ともに海水中での生分解性を証明する国際認証である「OK biodegradable MARINE」をすでに取得しており、今回で2つ目の国際認証取得となるほか、FSC森林認証製品でもあり、またバイオマスマークの認定(セロファン:バイオマス度99.9%、ビスコパール:同100.0%)も受けている。レンゴーは、微生物によって水とCO2に分解される素材として利用拡大を期待しており、生産設備の増強も進めている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/9号」より