古紙再生促進センターは、千葉県の地域ESD活動推進拠点「NPO法人環境パートナーシップちば」と連携し、千葉市内の小学校で「紙リサイクル出前授業」を実施する。
ESDとは「Education for Sustainable Development」の略で、国連ユネスコが提唱する「持続可能な開発のための教育」――すなわち、持続可能な開発を実現するために行動できる人材を育成する教育を意味する。教育の現場では、さまざまな主体が地域や社会の課題解決に関する学びや活動に取り組んでいるが、そうした現場のESDを支援・推進する組織・団体が「地域ESD活動推進拠点」。文部科学省と環境省が開設したESD活動支援センターが、地域ESD活動推進拠点の登録を承認しており、また登録拠点間で分野横断的に協働・連携していくことを提唱している。一方、古紙センターは、2013年度から小学校などで「紙リサイクル出前授業」を行ってきたが、関連団体などとの連携を強化し、実施拡大するため、2023年度に関東地区の地域ESD活動推進拠点に登録、そして今回、千葉県の登録拠点と連携して出前授業を実施することとなった。
今回の紙リサイクル出前授業は、1回目が10月2日に千葉市立園生小学校で小学4年生4クラスを対象に、講義と手漉きはがきづくりが行われ、2回目は10月30日に千葉市立さつきが丘西小学校で行われる。
◎千葉市立さつきが丘西小学校での紙リサイクル出前授業…▽日時:10月30日(水)10:25~11:10講義、11:15~12:00手漉きはがきづくり▽対象:小学4年生1クラス
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/21号」より