王子ネピアは、ユニ・チャームの水平リサイクルプロジェクト「RefF(リーフ)」に参画し、同プロジェクトから生まれたトイレットペーパー『ネピア ネピネピ 2倍巻12ロール RefF』を、このほど九州エリアで発売した。
「RefF」は、ユニ・チャームが使用済み紙パンツ(紙おむつ)の再資源化を目指して開始したプロジェクトのブランド名。王子ネピアは同社の考えに賛同し、プロジェクトに参画した。『ネピア ネピネピ 2倍巻12ロール RefF』は、使用済み紙おむつから再生した固形燃料を使って発電した電力を利用して製造している。RefFプロジェクトでは、使用済み紙おむつを回収し、オゾン処理技術を用いて「パルプ」「固形燃料(RPF)」「高分子吸収材」の3つの原料に再生・生成している。この中で固形燃料(RPF)の活用を王子ネピアが担うもの。
少子高齢化により、使用済み紙おむつの排出量(こども用+大人用)は、2015年の208万tから30年には245万tに増加する見込みで、一般廃棄物全体の約7%に達すると推計されている。このため環境省は20年、「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を策定した。現在、使用済み紙おむつの多くは市区町村などの廃棄物処理施設で焼却されているが、環境省では、30年までに使用済み紙おむつの再生利用に取り組む自治体の数を現行の約3倍となる100市区町村に増やす目標を発表している。この問題は自治体だけでなく、紙おむつに関わる事業者にとっても取り組むべき重要課題となっている。
『鼻セレブ』初のブランドテーマパーク
王子ネピアは、『鼻セレブ』初のブランドテーマパーク「愛でたい鼻展」を、10月12~20日の期間限定で東京・原宿のミルギャラリー神宮前にオープンする。ネピアの保湿ティシュ『ネピア鼻セレブティシュ』は、今年発売20周年を迎える。
「愛でたい鼻展」では、ティシュに見立てた大きな布を引っ張り出せる“巨大鼻セレブ”、歴代パッケージに登場した動物の実際の鼻の質感に触れられる“愛でたい鼻ウォール”のほか、“鼻セレブジェンガ”、“愛でたい鼻ミラー”、“鼻セレブガチャ”など盛りだくさんの体験型コンテンツを開設するほか、カフェやショップもオープンする。
また、ブランドテーマパークのオープンを記念し、12月20日まで「愛でたい鼻プレゼントキャンペーン」を実施中。鼻セレブボックスティシュを3 箱購入し(3個パックを1パック、または1個売りボックスティシュを3個)、キャンペーン専用サイト(https://nepia-hana-celeb-2024.cp-apply.com)から応募すると、抽選で合計300名に限定デザインボックスティシュや、鼻セレブふわふわ靴下などの「愛でたい鼻展」限定オリジナルグッズが当たる。
なお『ネピア鼻セレブティシュ』は、10月上旬から、北海道に住む動物たちを起用した限定パッケージ(3個パック)を数量限定で発売した。登場する動物は、木のないところでは生けていけないと言われることから、「木と森を守りたい」というメッセージを込めたエゾモモンガと、“雪の妖精”の愛称で親しまれるシマエナガ、“あざと可愛さ”で人気のエゾクロテン。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/28号」より