㈱大久保の会長、大久保信隆氏が2冊目の自著、『まこと 古紙と共に仲間と共に歩んだ歳月』を上梓した。氏が関東製紙原料直納商工組合の理事長に就任して3年後の2014年1月から2024年4月まで、組合の広報誌『かんとう』 の巻頭言として執筆した文章などを時系列でまとめたもの。
本人曰く、「組合の広報誌用に書いたものなので当然、古紙の需給や市況、また持ち去り問題などにも触れていますが、多くはその時々に起こった出来事に対する自分の感想とか身辺雑記のような内容です。いわば、記録ではなく記憶、客観ではなく主観。それでも、改めて順々に読み返してみると、その当時の出来事や自分の気持ちなどが思い出され、雑文ではありますが、これはこれで資料的な価値もあるのかなと思っています」(序に代えて)。
また間には、本誌が行ったインタビュー記事や、総会や式典での発言なども挟んである。その意味では、ここ10年ほどの間に関東圏の古紙業界で起こったさまざまな動きを、主観と客観の両面から振り返るような体裁になっている。
なお、一冊の本に仕上げるうえでは弊社が編集面で協力した。B6変形上製本の仕様で本文約200頁。非売品だが、希望者は送料実費で送ってもらえるという。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/4号」より