大王製紙は10月1日納入分から段ボール原紙を値上げする。上げ幅は10円/㎏以上。
原燃料・資材価格の高止まり、物流費のさらなる高騰、人件費の上昇に加え、設備の保守並びに工事費用を含む設備更新コストも大幅に上昇している。また、カーボンニュートラルに向けたサプライチェーン全体に関わるコストも上昇しており、価格改定せざるを得ないと判断した。
FTSE Blossom指数の構成銘柄に2年連続で選定
大王製紙はこのほど、FTSE Russellが提供するESG投資の代表的指数「FTSE Blossom Japan Index」および「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に2年連続で選定された。
FTSE Blossom Japan Indexは、環境、社会、ガバナンスについて優れた対応をしている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックス。サステナブル投資ファンドや他の金融商品の作成・評価に広く活用されている。またFTSE Blossom Japan Sector Relative Indexは、ESGの取組みで高く評価された日本企業のうち、TPI経営品質スコアによりGHG排出量改善の取組みが評価された企業のみを組み入れたインデックス。世界中の投資家が重要な判断基準の一つとして活用しており、世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(=GPIF)も、ESG投資を行う際の指数として採用している。
中国子会社の工場売却譲渡契約の手続きが完了
大王製紙は、かねて公表していた大王(南通)生活用品有限公司の工場売却(本誌3/24号既報)について、譲渡契約に関連する手続きが完了したことを発表した。ベビー用紙おむつの生産工場である第一工場を、杭州豪悦護理用品股〓有限公司に売却する。