東京都印刷工業組合など関連５団体が開催する「PRIMEDEX2010」が来る7月22～24日の３日間、パシフィコ横浜で開催される。この展示会は、プリントメディアの果たす役割や新たな印刷の可能性を発信することを目的に、プリントメディアと周辺メディアの融合に対応できるシステムなどの展示を行う。
　今回のテーマは「プリントメディアの明日を提案～THINK! Print Next」。出展規模は63社（団体）／367小間で、うち印刷関連のメーカー、ベンダーは46社／343小間、ビジネス交流エリアは17社（団体）／24小間となっている。印刷の高付加価値化や媒体価値向上につながるノウハウの提供、環境に配慮した素材の提案など、今後のビジネスモデル構築や事業基盤強化に役立つ内容が盛り込まれている。
　ビジネス交流エリアでは、印刷会社同士や隣接異業種会社とのコラボレーション促進を目的に、長年培ってきたノウハウや経験を活かして、多様化する顧客の要望に応えられる収益向上ソリューションを提案し、事業領域の拡大やビジネスチャンスを発見するきっかけの場を提供する。
　さらにクライアントや学生を含めた来場者に対し、印刷の素晴らしさ、プロの技を知ってもらうとともに、印刷会社のCSR活動として、環境対応、メディアユニバーサルデザイン（MUD）の普及、個人情報保護、セキュリティ対策などを積極的に紹介する。
　併催行事としてセミナーが行われるほか、７月23日には加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズを招き、ライブパーティーが催される。主催者セミナーでは国民読書年を記念して、文字・活字文化推進機構会長で資生堂名誉会長の福原義春氏と、作家で日本ペンクラブ会長の阿刀田高氏による講演ならびにパネルディスカッションのほか、六つの講演・セミナーが開催される。

株式会社　紙業タイムス社　「Future　7/12号」より