日本印刷産業連合会（＝日印産連）は12月17日、「宣伝用および業務用印刷物PCR（商品種別算定基準）解説セミナー」を東京・中央区の日本印刷会館で開催する。
　地球温暖化対策推進基本法案で温室効果ガス25％削減の目標が打ち出され、CO2排出抑制に関するさまざまな方策が議論されている。こうした中、商品やサービスのライフサイクル全体で排出されるCO2量を算定して表示する「カーボンフットプリント制度」は、ますますその重要性が高まると予想され、印刷業界でも印刷発注者から印刷のカーボンフットプリント算定が要求されることが考えられる。
　そこで日印産連では、2010年度の環境関連事業の主要テーマとしてこの問題を取り上げ、印刷業におけるカーボンフットプリントの調査、PCR（商品種別算定基準：製品のCO2排出量を算出するためのルール）作りを進めてきた。そして今般、「宣伝用および業務用印刷物PCR」を策定、セミナーではこの内容を解説する。
　なお、「宣伝用および業務用印刷物PCR」は最終消費財を対象としているため、印刷物にカーボンフットプリントのマークを表示できる。
　セミナーの概要は次の通り。
＜日時・会場＞12月17日　14：30～16：30　日本印刷会館２階大会議室
＜参加費＞2,000円
＜講演内容＞「宣伝用および業務用印刷物PCRの解説」…カーボンフットプリント制度の概要を分かりやすく解説するとともに、宣伝用および業務用印刷物のPCRに基づく算定方法について説明する。講師：長谷川浩氏（日印産連PCR策定WGリーダー、大日本印刷環境安全部・シニアエキスパート）
＜申込み・問い合わせ＞所定の申込用紙（http://www.jfpi.or.jp/information/95.htmlからダウンロード）に必要事項を記入し、日印産連業務推進部（電03－3553－6051　Ｆ03－3553－6079）までFAXで申し込む。定員120名。申込締切12月15日。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　12/6号」より