中越パルプ工業はこのほど、日本政策投資銀行(DBJ)の環境格付において、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得し、優遇金利での融資を受けた。
DBJ環境格付は、DBJが開発した格付システムにより企業の環境経営度を評点化し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、世界で初めての融資制度。同社の格付取得は、次の2点が評価されたもの。
①里山保全への寄付金付国産間伐材ペーパーである『里山物語』の協力企業、団体を着実に増加させている点
②竹林整備のため、地域の協力を得ながら独自の竹集荷体制を築き、従来は大量生産が困難であった『竹紙』の製品化を実現したことなど、製紙事業を通じて地域の生物多様性保全や資源の有効利用に貢献している点
株式会社 紙業タイムス社 「Future 11/14号」より