日本紙パルプ商事(=JP)の連結子会社Gould Paper Corporation(本社:米国ニューヨーク州)は、ブラジルで新たに販売会社「タリコ・ド・ブラジル」を設立した。
JPのブラジル向け事業は、日本からの輸出や3国間貿易のほか、ブラジル国内ではこれまで、Gould Paper Corporationの子会社であるPrice & Pierceを通じ、貿易や販売事業を展開していた。JPは今回のタリコ・ド・ブラジル設立により、さらに販売体制を強化する考え。経済発展を続けるブラジル市場で、書籍用紙や広告・宣伝用の印刷用紙、特殊用紙など、幅広い需要を強力に取り込んでいく。
Gould Paper Corporation は1924年設立の大手紙商社で、米国全土、イギリス、フランス、フィンランドなどに事業拠点を持ち、欧米で豊富な販売・仕入先を有している。2010年4月、JPの連結子会社であるJapan Pulp & Paper (U.S.A) Corp. を通じて同社株式の51%を取得し、子会社化した。
<新会社の概要>
〔名称〕Talico do Brasil Comrcio, Importao e Distribuio de Papis Ltda
〔設立〕6月27日
〔所在地〕サンパウロ市
〔代表者〕Harry E. Gould Jr.(President)
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/17号」より