大王製紙は、連結子会社のエリエールハワイINC によるリゾート開発計画の中止を決めた。それに伴い、固定資産の減損損失約18億5,000万円を第2 四半期決算で計上する見込み。
エリエールハワイINC は米国・ハワイでホテル・ゴルフ場事業を、オレゴン州では木材チップの輸出事業を展開しており、ハワイのホテル・ゴルフ場事業についてはリゾート開発への投資を計画していた。しかし大王製紙は現在、洋紙・H&PC事業の収益力向上を軸とした高収益体質の実現を進めている。ハワイのリゾート開発は、コア事業である紙・加工品との関連性が希薄なうえ、追加投資の回収期間も長期に及ぶと考えられることから、開発計画中止の決定を下したもの。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/15号」より