熊本を中心とした地震被災地への支援が、製紙業界から相次いで発表されている。直近の支援発表を次記にまとめた。
●日本製紙連合会
義援金300万円を日本赤十字社または中央共同募金会を通じて寄付。義援金は製紙連予算予備費(500万円)から拠出した。2016年度予算は5月20日の総会で決定するが、震災への迅速な対応が必要と判断し、特別に予備費の拠出を理事会で決定したもの。
●王子グループ
1,000万円のほか、王子ネピア製品(トイレットペーパー、ボックスティシュ、紙おむつ、ウェットティシュなど)、王子コンテナーと森紙業の段ボール製品などの物資を提供。物資については被災自治体などからの要請に基づき、すでに提供を開始している。
●日本製紙グループ
日本製紙クレシアのボックスティシュ、トイレットペーパー、ウェットティシュ、紙おむつなどを支援物資として提供。被災地の市町村の窓口と連携しながら順次進めている。
●大王製紙
大王製紙のトイレットペーパー、ウェットティシュなどの支援物資提供を、熊本県や慈善事業団体と連携しながら順次進めている。
●リンテック
義援金1,000万円を日本赤十字社を通じて寄付。併せて国内外グループ各社の従業員による募金活動を行い、別途寄付する予定。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/9号」より