タイにおけるレンゴーの合弁会社、タイ・コンテナーズ・グループ社(=TCG社)はこのほど、インドネシアのジャカルタ東部に位置する段ボールメーカー、インドコル・パッケージング・チカラン社(旧社名:スマーフィット・コンテナー・インドネシア社)の株式の80%を取得した。
レンゴーはこれまでも、TCG社を通じてインドネシアの段ボールメーカーを買収し、同国での段ボール事業を強化してきた。2013年9月に段ボールメーカーのプリマコル・マンディリ社、2014年12月には紙器・段ボールメーカーのインドリス・プリンティンド社を買収しており、今回の株式取得により、スリヤ・レンゴー・コンテナーズ社(=SRC社)と合わせて7工場の体制となる。
レンゴーは、インドネシアをはじめ東南アジアでの段ボール事業を、グループ海外事業の重要な戦略事業と位置付けており、今後も段ボール供給体制の充実を図るとしている。
【TCG社】▽所在地:タイ・バンコク▽代表者:Poramate Larnroongroj▽株主:レンゴー30%、SCGパッケージング社70%▽事業内容:段ボール、紙器、軟包装の製造、販売
【インドコル・パッケージング・チカラン社】▽所在地:インドネシア・ブカシ▽代表者:Gunadi Stiawan▽株主:TCG社80%、Gunadi Stiawan20%▽事業内容:段ボールシート・ケースの製造、販売▽2015年度売上高:1,320億インドネシアルピア(約11億円)
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/15号」より