凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、空気触媒を活用し、細菌や悪臭を予防する新しい機能性シートを開発した。空気触媒とは、空気中の酸素や水分と反応して有害物質を分解し、抗菌や消臭などの効果を発揮する液剤。同製品は、凸版印刷が従来培ってきたコーティング技術を活用し、不織布に空気触媒を均一に塗布することで実現した、高い抗菌性・防臭性・防カビ性を発揮する新しい機能性シートである。第三者試験機関にて不織布の抗菌性試験と消臭性試験を実施したところ、アンモニア臭気ガスに対する消臭力が2時間で99%以上、黄色ぶどう球菌に対する抗菌力も18時間で99%以上と高い効果が計測された。細菌や悪臭の発生時に一時的に対処する即効機能に優れた一般的な抗菌剤や消臭剤と異なり、持続性に優れるため、細菌などの増殖を抑え清潔な空間を維持できるだけでなく、細菌が増殖することで発生する臭いを防止できる。
PJ web newsより