王子ホールディングスはこのほど、温かさが長持ちする身体清拭用ドライシートを開発、業務用製品の新ブランド『TETOTEO（テトテオ）』シリーズから『清拭ほっとクロス』の商品名で、病院や介護施設向けにサンプル提供を開始した。

　感染症予防のため、病院や介護施設ではタオル管理の厳格化やディスポーザブル化が進んでいる。そうした中、医療現場から「（既存のディスポーザブル製品である）大判ウェットティシュは、温めてもすぐに冷めてしまう」という問題が指摘されていた。『清拭ほっとクロス』は、こうした要望に応えるために開発された。

　『清拭ほっとクロス』は、保温層を肌にやさしい不織布で挟み込む3層構造とし、肌触りのよさと温かさ保持を両立。お湯やタオルウォーマーで加温後、冷めるまでの時間を測定した実験では、温かさ保持力は一般的なレンタルフェイスタオルの約1.6倍、既存のディスポーザブル製品の約3.7倍となった。使用後は廃棄するため衛生的で、また、使用前はドライ状態なので長期保存が可能（常温で3年）。

　新ブランド『TETOTEO（テトテオ）』では、「手と手を携えることでより良い看護、介護に貢献したい」という思いを込めて今後、商品展開していく。

《サンプル受付窓口》フリーダイヤル0120－907－168（土日祝日除く、9:30～17:00）

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future１２/４号」より