=紙パの第3四半期=
前号までで報じた3月決算企業の第2四半期業績に続き、12月決算企業の第3四半期業績(2019年1~9月)を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年の実績値。
■ザ・パック
〔第3四半期〕
売上高 66,611 (+5.1%)
営業益 4,037 (+1.5%)
経常益 4,258 (+2.0%)
当期益 2,626 (△6.3%)
〔通期予想〕
売上高 95,800 (+2.9%)
営業益 7,300 (+5.4%)
経常益 7,600 (+5.4%)
当期益 5,000 (+0.6%)
○紙加工品事業…売上高は前年同期比+6.7%、営業利益は同+3.5%。主力の紙袋の売上高は、国内専門店向けの堅調に加え、ザ・パックアメリカコーポレーションと特百嘉包装品貿易(上海)有限公司も好調だったため、同+3.7%。紙器は、販売の好調に加えて新規子会社の業績も寄与し、売上高は同+15.9%。段ボール売上高は同+1.6%、印刷売上高は同+5.1%。
○化成品事業…紙おむつ用製品の販売が好調で、売上高は前年同期比+3.2%、営業利益は同+16.5%。
○その他…売上高は前年同期比+1.4%、営業利益は同△4.3%。
■ダイナパック
〔第3四半期〕
売上高 40,774 (+6.1%)
営業益 △4 〈△531〉
経常益 329 〈△206〉
当期益 87 (△76.5%)
〔通期予想〕
売上高 56,000 (+5.5%)
営業益 400 〈△473〉
経常益 710 〈△115〉
当期益 480 〈△857〉
国内段ボール販売量は、主力の食料品や住宅設備関連が堅調だったことに加え、旭段ボールのグループ入り(2018年7月)もあり、前年同期比+1.1%。 収益面は、前四半期までの原材料先行負担による影響は残るものの、昨年12月から取り組んできた製品価格改定の効果が現れてきた。 海外事業は、中国市場では景気減速の影響を受けたが、東南アジア市場の業績寄与によって、収益を確保できた。
セグメント別の業績は、包装材関連事業は売上高が前年同期比+6.1%、セグメント損益が△39百万円(前年同期は△5億18百万円)、不動産賃貸事業は売上高が前年同期比△0.6%、セグメント利益が同+0.0%。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/8号」より