中越パルプ工業はこのほど、「『里山物語』で『国連生物多様性の10年』に取り組み続ける10年間」で、国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)が主催する、生物多様性アクション大賞2019の「審査委員賞」を受賞した。
中越パルプ工業は、2010年の「生物多様性条約第10回締約国会議」に先立ち、09年に間伐材を使った環境対応紙『里山物語』や国産竹100%の『竹紙』を開発した。『里山物語』は、間伐材を使うだけでなく、紙代金に含まれた寄付金によって、里山で社会的意義のある活動をする団体を応援し、また『竹紙』は、使われなくなった竹を有効活用することで、森林や里山、生物多様性保全に役立っている。こうした商品を選ぶことによって課題解決に貢献する仕組みを考案し、10年にわたり継続的に提供している点が高く評価され、今回の受賞となった。
なお、受賞者の発表と表彰式は、先日東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2019」のイベントステージで執り行われた。
また中越パルプ工業は、国連生物多様性を推進する「想いでつなごう!おりがみアクション(http://www.cop10-origami.com/)」においても、COP10開催当時からの10年間の活動が評価され、国際自然保護連合日本委員会(http://www.iucn.jp/)から感謝状を授与された。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/20号」より