王子グループの王子コンテナーはこのほど、次世代の包装ソリューション「OJI FLEX PACK’AGE」の提供と、連続段ボールシート『らくだん』の販売を開始する。
インターネット通販市場の急速な伸びに伴い、さまざまな業界で梱包・配送に関する課題が深刻さを増す中、それらを解決するため、梱包作業の自動化、梱包サイズの最適化による配送費削減が求められている。
こうしたニーズを受けて開発されたのが、商品に合わせたぴったりサイズの梱包を提案する「OJI FLEX PACK’AGE」。王子グループでは、規格サイズの段ボール箱を使用した高さ可変自動封函機に加え、今回新たに導入する連続段ボールシート『らくだん』を使用し、3辺可変システムの提供を開始する。
『らくだん』は、連続して折り畳まれた段ボールシートで(写真)、3辺可変システムと組み合わせることで、商品に合わせたぴったりサイズの箱で梱包できる。これにより、余分な包装資材(緩衝材など)や段ボール箱在庫品種の削減、梱包作業の省人化、梱包サイズの最適化による配送費削減を実現する。
また、『らくだん』を使用した3辺可変システムは、梱包する商品の大きさに合わせて、「シートの切り出し」→「梱包」→「送り状印刷」→「貼付」までの全工程を自動で行う包装システム(フルオート)のほか、あらゆるサイズの段ボール箱をカスタムメイドで製作できる包装システム(セミオート)を揃えた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/20号」より