2019年秋に旭日小綬章を受章した、全国紙管工業組合理事長の下畦正明（したうね・まさあき）氏を祝福する会が2月5日、同組合などの主催で執り行われた。

　会は上野秀明氏の司会で進行。冒頭、佐方將義専務理事が受章に至る経緯などをユーモアたっぷりに紹介、「下畦理事長、おめでとう！」の万歳三唱で締め括った。

　続いて出席者を代表して、副理事長の平手義彦氏が「今回の受章は理事長が強いリーダーシップを発揮し、あらゆる経済環境の変化に迅速に対応されて業界を取りまとめ、発展に尽力された証しだと確信している。個人的には、組合技術委員会の活動を通じて『継続は力なり』を教えていただいた」とエピソードを披露しつつ祝辞を述べた。

　また青年部会長の武川泰弘氏は「青年部会を代表して理事会などにもオブザーバーで出席しているが、私が顔を出すと理事長は、いつも笑顔で明るく出迎えてくださる。そうした雰囲気づくり、また和やかなお人柄なので、青年部会も気軽に参加させてもらえていると思っている」と下畦理事長の日頃の気遣いや配慮に感謝の言葉を添えて挨拶した。

　赤柴勝三副理事長による乾杯の発声で祝宴に移行し、記念品や花束の贈呈があり、自由歓談が続いた後、下畦理事長が謝辞を述べ、岩本泰典副理事長が閉会の挨拶を行って祝賀会を終えた。

　下畦正明理事長の謝辞（要旨）　私が紙管工業組合の理事会に出席するようになったのは、前職の東芝機械を退職し、平成5年（1993）に西日本紙管へ入社した後、同7年頃より代理で出席し始めてからだと思う。紙管については全くの素人で、業界の知識も全くない状態ではあったが、何とかついていくことができたのは皆様のご協力の賜物と感謝を申し上げる。まさに今回の受章は私一人に対してではなく、組合の活動が受章に値するものと評価された結果と考えている。その意味では、組合員の皆様が等しく受章されたことにほかならない。最後に、このたびの叙勲については佐方専務理事ならびに事務局の下山様に一方ならぬお世話をいただいた。改めて御礼を申し上げたい。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future3/9号」より