三菱製紙エコシステムアカデミーはこのほど、福島県から「体験の機会の場」の認定を取得した。
「体験の機会の場」とは、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」(2011年公布)に基づき認定されたESD(持続可能な開発のための教育)を実践する場(施設とプログラム)。環境省が普及・活用に力を入れており、現在、エコシステムアカデミー以外では全国で17件が認定を受けている(うち福島県1件)。
エコシステムアカデミーは2010年、福島県西白河郡西郷村の同社施設「白河山荘」をビジターセンターに、また社有林を森林環境体験活動のフィールド「白河甲子の森」として開設された。以来、子どもを中心に、森のめぐみと自然・産業のコラボレーションをテーマとした体験型環境学習を提供してきた。 今年、エコシステムアカデミーは開設10年を迎えるが、今回の認定取得をステップに、「引き続き“持続可能な社会の創り手”の育成に貢献すべく努力していく」と述べている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/23号」より