三菱製紙はこのほど、新型コロナ予防に関する取組みとして、・アルコール除菌液の生産販売、・オフィス、学校、食堂や児童館で使用できる飛沫防止用パーテーションの生産販売、・抗ウイルス機能性フィルターの品揃え強化を開始する。
・アルコール除菌液の生産開始…エタノールを70~80vol%の高濃度で含有し、メタノールは含まない除菌液。医薬品・医薬部外品ではないが、消毒用エタノールの代替品として各種物品の除菌や清拭に使用できる。5月末から販売子会社ダイヤミックが販売。
・飛沫防止用パーテーションの生産開始…机上に設置できる簡易組立て式飛沫防止用パーテーション。衝立の素材は木材セルロース製、ラミネート紙積層板製、軽量プラスチック板製の3種あり、三菱製紙の国内工場と中国子会社工場で製造する。5月末販売開始予定。
・抗ウイルス機能性フィルターの品揃え拡充…国内外の空気清浄機メーカーから、細菌・アレル物質・ウイルスの抑制効果がある機能性フィルター(商品名:アレルスイープ)の引合いが増加しているため、中国子会社工場で生産体制を増強中。また、マスク部材などのニーズにも応えるため、安全性が高い植物由来成分のみを担持した「アレルスイープN」を開発した。8月から販売を開始する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/15号」より