王子ホールディングスはこのほど、自由な形のパッケージを成形できるパルプモールド『PaPiPress』(パピプレス)のサンプル提供を開始した。
廃棄プラスチック削減の動きから、プラスチックの代替として紙製品のニーズが高まる中、王子グループは、紙の立体成形技術を用いたパルプモールド製品の開発を進めてきた。今回サンプル提供を開始する『PaPiPress』は、パルプ100%で、土壌や海中で分解される環境に優しい素材。プレス成型のためオリジナリティのある立体成型が可能で、鉛筆やペンで書き込みもできる。
また、水分を保った状態でプレスするため、従来のパルプモールドよりも滑らかで美しい表面が特徴。プラスチックのように自由な立体成形が可能なため、ユーザーの要望に沿ったオーダーメイドパッケージを提供できる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/28号」より