凸版印刷はこのほど、独自開発した印刷・塗工技術を活用し、紙製パッケージ表面に付着したウイルスを著しく減少させることが可能な抗ウイルス対応紙製パッケージを国内で初めて開発した。10月からサンプル出荷を開始する。
同パッケージは、ISO21702に定められた試験方法に準拠したウイルス減少性能を実現するとともに、食品衛生法第18条に基づく「食品、添加物等の規格基準」による規格にも適合。また、抗ウイルス加工に関するSIAA(抗菌製品技術協議会)認証の取得を目指して申請を予定している。
凸版印刷は、同パッケージを食品や日用品向けに拡販し、2022年度に関連受注も含め約100億円の売上げを目指す。また今後は、軟包装やプラスチック成形品などにも展開していく考え。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/19号」より