コアレックス信栄は10月1日、抗菌・消臭効果のある新型ハンドタオル『CORELEXハンドタオル』を発売した。
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って医療現場や商業施設、一般家庭でペーパータオルの需要が大きく増加。需給逼迫も発生したことを受けてコアレックスは、これまで培ったトイレットペーパーやティシュの製造ノウハウを活かし、以前から進めていたハンドタオルの開発を加速させた。
同社が開発した『CORELEXハンドタオル』は、抗菌・消臭効果を付与した特殊インクを絵柄に塗布することで、菌の増殖を抑制し、嫌な臭いを軽減する。抗菌効果は、大腸菌を使った試験で菌数の低下を確認しており、また消臭効果の試験では、①アンモニア、②硫化水素、③トリメチルアミンの消臭率を測ったところ、①「1時間後92%→24時間後99%」、②「同50%→同98.3%以上」、③「同60.7%→同96.4%」という結果を得た。
この消臭・抗菌効果により『CORELEXハンドタオル』は、手を拭いた後もゴミ箱内で消臭紙として効果を発揮し、またマスクの内側にセットすれば、マスク内を清潔に保てるほか、メイク移りやマスク劣化を防ぐ効果も期待できる。また特殊インクは、人体に害はないものの、利用者の不安要因を取り除くため、2枚重ねのペーパーの内側に絵柄を印刷している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/26号」より