日本製紙はこのほど、紙製バリア素材『シールドプラス』をリニューアルし、『シールドプラス・』として販売を開始した。
『シールドプラス・』は、これまでの「晒」「未晒」のほかに片艶紙(白)をベース原紙に追加し、フレキソ印刷・デジタル印刷に加えて、軟包装市場で主流となっているグラビア印刷にも適用できるようにした。また、バリア性の屈曲耐性を向上させ、ピロー袋やガゼット袋など、より多様な包装形態に適用できるようにした。
『シールドプラス』シリーズは、紙にバリア機能を持たせることで、プラスチックやアルミなどのバリア性素材の領域に「紙」という選択肢を提案した。食品や日用品などで着実に採用実績が増えており、同社は今後もラインアップ拡充や性能向上を図り、用途開発を進めていく方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/2号」より