日本紙パルプ商事(=JP)子会社のSafeshred Co., Inc.(米国カリフォルニア州)はこのほど、同州在住の個人(1名)と環境保護団体Los Angeles Waterkeeperから、「同社事業所から流出した雨水に水質基準を超過する物質が含まれているなどの法令違反がある」として、当該状態の是正、民事制裁金、原告の訴訟費用負担などを求める訴訟を、米連邦地裁に起こされた。なお問題となっているのは、事業活動から発生する排水やオフィス排水ではなく、事業所から流出した「雨水」。
Safeshredは、再生製紙原料の回収・加工・販売を行う、JP100%子会社。同社では、「訴訟の内容と事実関係を精査し適切に対応する。訴訟の性質上、同様の訴訟が提起されることも想定されるが、法律専門家と協議し対処していく」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/7号」より