1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2021/01/07

決 算

=紙パの第2四半期・=
 前号に続き、紙パルプ関連各社の2021年3月期第2四半期(20年4~9月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
■大石産業
〔第2四半期〕
 売上高 9,082 (△2.6%)
 営業益 545 (+24.2%)
 経常益 602 (+16.6%)
 当期益 411 (+21.3%)
〔通期予想〕
 売上高 20,300 (+6.0%)
 営業益 1,045 (+4.8%)
 経常益 1,250 (+5.2%)
 当期益 835 (+0.8%)
 売上高は、フィルム製品、樹脂成型品の増収に加え、昨年2Qに連結化した柳沢製袋の増収効果もあったが、海外部門、国内重包装袋製品、パルプモウルド製品、段ボール製品の減収により、全体では減収となった。利益は、販管費の減少などにより増益。
 通期予想は、5月に発表した業績予想から変更なし。
■ニッポン高度紙工業
〔第2四半期〕
 売上高 6,979 (+9.8%)
 営業益 1,159 (+146.8%)
 経常益 1,132 (+153.4%)
 当期益 839 (+119.2%)
〔通期予想〕
 売上高 13,800 (+5.3%)
 営業益 1,900 (+90.9%)
 経常益 1,900 (+95.7%)
 当期益 1,300 (+88.1%)
 コンデンサ用セパレータは、コロナ禍で車載向けや工作機械など産業機器向けの落ち込みはあったものの、期初に感染拡大を考慮したセットメーカーなどが在庫確保の動きを見せたほか、データセンターや5G関連向けの需要もあり、売上高は+1.5%。電池用セパレータは、海外向け電気二重層キャパシタ用が伸長し、また車載向け大型リチウムイオン電池用が回復傾向となったため、売上高は+39.8%。
 利益面は、高付加価値品の売上増、原材料や動力費の単価下落および稼働率向上による原価率低減などにより、大幅増益となった。
 通期予想は、5月に発表した業績予想を10月に修正している。修正額(単位100万円)は、売上高+1,300、営業益+1,000、経常益+1,000、当期益+700。2Qの業績が前回予想を上回ったことを踏まえて上方修正した。
■野崎印刷紙業
〔第2四半期〕
 売上高 6,088 (△17.2%)
 営業益 △110 〈△8〉
 経常益 △86 〈△5〉
 当期益 △104 〈△102〉
〔通期予想〕
 売上高 12,600 (△14.8%)
 営業益 △145 〈36〉
 経常益 △107 〈46〉
 当期益 △144 〈△616〉
 外出自粛による自宅需要の高まりから受注が増えた部門もあったが、製造部門の一部で生産調整や一時休業が実施され、生産、出荷量が落ち込むなど厳しい経営環境となっている。
○商業印刷部門…コロナ禍でイベントなどが中止・延期されて受注が停滞したほか、経費削減のためのカタログ制作中止、部数縮小などが影響し、売上高は△22.2%。
○包装資材・紙器、紙工品部門…売上高は△18.2%。レジ袋有料化でポリ袋関連が大きく減少し、手提げ紙袋も有料化する動きがあったため、包装紙、紙袋類などが減少した。
○情報機器・サプライ品部門…売上高は△16.4%。タグ・ラベルは流通業界を中心に減少。
○その他…売上高は+6.5%。
 未定としていた通期予想は、2Q実績と入手可能な情報や予測に基づき算定した。下半期は、個人消費は徐々に回復へ向かうものの、前期水準まで戻らないと見込んだ。
■ハビックス
〔第2四半期〕
 売上高 5,249 (△20.8%)
 営業益 287 (△39.4%)
 経常益 269 (△47.8%)
 当期益 183 (△48.3%)
〔通期予想〕
 売上高 10,650 (△17.2%)
 営業益 600 (△36.4%)
 経常益 570 (△45.0%)
 当期益 400 (△29.3%)
○不織布関連事業…売上高は△30.7%、セグメント利益は△34.2%。パルプ不織布は、家庭用クッキングペーパーが伸長したが、業務用クッキングペーパーやおしぼり向けの受注が大幅に減少した。化合繊不織布は、一部販売先でベビー用紙おむつの輸出量が減少したため受注が減少。
○紙関連事業…売上高は△6.5%、セグメント利益は△3.0%。衛生用紙は、おしぼりやテーブルナプキン向け製品の受注が低迷した。
 通期予想は、8月公表の前回予想を修正した。修正額(単位100万円)は、売上高+150、営業益+150、経常益+120、当期益+90。製品提供先である外食産業が徐々に回復の兆しを見せ始め、2Qの業績が予想を上回ったため、これを踏まえて通期も上方修正した。
■中央紙器工業
〔第2四半期〕
 売上高 4,012 (△24.0%)
 営業益 △71 〈343〉
 経常益 △36 〈394〉
 当期益 △18 〈254〉
〔通期予想〕
 売上高 9,000 (△14.0%)
 営業益 160 (△75.1%)
 経常益 230 (△69.0%)
 当期益 170 (△65.3%)
 コロナ禍で社会・経済活動の制限が続く中、主要ユーザーの自動車関連が予想を上回るスピードで回復したことや、需要変動に即応した生産体制作り、固定費削減により、業績予想を上回る結果となった。
 通期予想は、8月公表の前回予想を修正した。修正額(単位100万円)は、売上高+200、営業益+130、経常益+130、当期益+110。2Q業績が前回予想を上回ったため、通期も上方修正した。
■大村紙業(非連結)
〔第2四半期〕
 売上高 2,289 (△13.8%)
 営業益  93 (△38.4%)
 経常益  97 (△35.5%)
 当期益  65 (△32.8%)
〔通期予想〕
 売上高 4,897 (△7.0%)
 営業益 214 (△31.2%)
 経常益 211 (△34.0%)
 当期益 127 (△17.3%)
 世界経済の回復の遅れや、国内でも新型コロナ再拡大への不安もある中、段ボールシート生産量は△14.9%の2,300万・、段ボールケース生産量は△10.9%の1,500万・となった。品目別売上高は、段ボールシートが438百万円、段ボールケースが1,418百万円、ラベルが85百万円、その他(主に包装資材)が346百万円。
 通期予想は、5月に公表した前回予想から変更なし。
【紙流通】
■セキ
〔第2四半期〕
 売上高 5,150 (△12.8%)
 営業益 △152 〈△49〉
 経常益 △46 〈41〉
 当期益 △61 〈16〉
〔通期予想〕~未定~
 各種イベントの中止や延期、企業の事業活動停滞により、各事業とも大幅な減収減益となった。
○印刷関連事業…売上高は△12.4%、営業損益は△74百万円(前年同期△30百万円)。
○洋紙・板紙販売関連事業…売上高は△37.2%、営業損益は△28百万円(前年同期△11百万円)。
○出版・広告代理関連事業…売上高は△2.8%、営業損益は△63百万円(前年同期△36百万円)。
○美術館関連事業…売上高は△47.6%、営業損益は△12百万円(前年同期△12百万円)。
○カタログ販売関連事業…売上高は△12.8%、営業利益は△38.3%。
 通期予想は、コロナ禍で合理的な算定が難しいため未定とした。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/4号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。