レンゴーは、2030年に向けた環境目標「エコチャレンジ2030」の重要課題である「化石エネルギー起源CO2排出量」について、これまでの「13年度比26%削減」から新たに「13年度比46%削減」へと目標を引き上げる。また、新目標の達成のため、概算350億円を投資計画に組み込み、①石炭・重油ボイラの燃料転換 ②バイオマスボイラの新設 ③太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入促進を実施する。
インドネシアで拠点拡充 段ボール会社の株式取得
レンゴーの合弁会社、タイ・コンテナーズ・グループ社(=TCG社。タイ)はこのほど、インドネシアの段ボールメーカー、インタングループの3社(インタン社、バハナ社、ラピパック社)それぞれの株式75%を、子会社のTCGソリューションズ社を通じて取得した。
インタングループはインドネシアの有力段ボールメーカーグループで、ジャワ島東部のスラバヤ市近郊(インタン社)、中部のスマラン市近郊(バハナ社)、西部のジャカルタ市近郊(ラピパック社)、スラウェシ島北部(インタン社)の4拠点に段ボール工場を持つ。
一方、レンゴーはインドネシアで、大手食品会社のインドフード社との合弁企業、スリヤ・レンゴー・コンテナーズ社の保有する段ボール工場4拠点のほか、TCG社を通じて段ボール工場3拠点を展開しており、今回の株式取得によって、段ボール工場11拠点の体制となる。レンゴーは、東南アジア事業を重要な戦略事業と位置づけ、今後も拡充を進める方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/13号」より