レンゴーは2026年3月期連結決算(2025年4月~26年3月)で、独子会社、トライコー社関連の減損損失として約189億円を計上する。併せて業績予想を次記の通り下方修正した(単位:100万円)。なお売上高予想は前回予想(1兆50億円)から変更なし。
前回予想 今回 前期実績
営業益 40,000 37,000 37,408
経常益 40,000 37,000 39,178
当期益 24,000 21,000 28,979
レンゴーは海外事業強化の一環として2019年、ドイツのトライコー・パッケージング&ロジスティクス社を子会社化した。しかし欧州の自動車産業低迷などにより欧州での重量物段ボール事業の採算は悪化、トライコー社の業績は当初計画を下回っている。トライコー社の減損テストを実施したところ、同社に係る回収可能価額が帳簿価額を大幅に下回ることが判明したため、減損損失189億1,000万円を特別損失に計上するもの。
今後については、自動車関連の落ち込みを埋めるべく、化学品など他産業への供給拡大を目指して営業体制を強化しており、また昨年7月にはドイツ北西部ノルライン=ヴェストファーレン州で新工場が稼働した。2026年度は、より安定してドイツや欧州諸国のグループ会社へ段ボール供給できる見込みで、ドイツ南部バイエルン州の工場と合わせて物流ネットワークを構築していく。
加えて、不採算拠点を他の拠点に統合して固定費を削減する計画も立てており、トライコー社買収時と現在で外部環境は異なるものの、中・長期的には計画を達成できるとみている。レンゴーは、「トライコー社はレンゴーグループにおいて重要な子会社であり、引き続き企業価値の向上に努めていく」としている。







