大王製紙と㈱PALTAC(大阪市)は、㈱T2が国内で初めて事業化した自動運転トラックの商用運行に、5月からユーザーとして参画した。自動運転トラックの本格利用は国内製紙業界で初めて。
大王製紙とPALTACは、トラックドライバー不足への対策として、T2が開発したレベル2自動運転トラックを使い、紙おむつなどのエリエール商品を輸送する実証を昨夏から計4回、関東~関西間の高速道路一部区間で取り組んできた。
この実証でT2の自動運転トラックが既存の運行と同等の輸送品質や安全性を担保できると判断したため、商用運行への参画を決めたもの。今後は紙おむつなどのエリエール商品を、大王製紙/西淀川DC(大阪市)からPALTAC/RDC横浜(神奈川県座間市)までの約520㎞で、レベル2自動運転トラックにより定期的に輸送する。 また大王製紙とPALTACは、今回の商用運行の実績を踏まえ、T2が2027年度以降に開始を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送についても、参画を検討していく。
株主提案に反対を表明
大王製紙は、6月29日の株主総会に向けて提出された個人株主の株主提案に対し、反対を表明した。
提案内容は、①三島工場を活用したデータセンター(=DC)事業への参入、②それに際して外部パートナーとの合弁会社設立、③水冷型ハイパースケールDCの誘致 ④「四国中央デジタル・ハブ」構想の推進 ⑤DC排熱を再利用したエネルギー事業の展開 ⑥CNFを使った土質改良材の開発 ⑦⑥を活用した次世代インフラ市場の創出 ⑧三島工場を核とした四国半導体・超純水回廊構想 ⑨次世代発電事業 ⑩東京本社を廃止し四国本社に一本化に関する10項目。
端的に言えば、三島工場へのデータセンター設置と、それを核としたさまざまな事業展開、および東京本社廃止の提案で、①~⑨を定款の事業目的に、⑩を定款に追加(変更)することを求めている。これに対し大王製紙は、①~⑨については「当社は長期ビジョンと中期事業計画に沿って事業を推進している」、⑩については「経営機能・組織体制の在り方に関する内容であり、当社が判断すべき事項」として、いずれも反対を表明した。







