王子ホールディングスはこのほど、米国ノースカロライナ州立大学を拠点とする国際的な森林研究プログラム「Camcore」に正会員として加盟した。
近年、事業地の拡大や植栽樹種の多様化が進む中で、地域や気候条件に適した品種を科学的根拠に基づいて選定・開発する重要性が高まっており、王子も、安定的な植林事業の推進と将来にわたる森林資源の確保に向け、遺伝資源の拡充と育種・研究機能の強化が重要と捉えている。
1980年に設立されたCamcoreは、樹木育種および遺伝資源研究を対象とした会員制研究プログラムで、世界各地の企業、研究機関、大学が参画し、持続可能な植林事業の高度化に向けた研究を進めてきた。
現在は広葉樹のユーカリやチークのほか、針葉樹を含む主要な植林樹種を対象に、種子や遺伝資源の収集・保全から成長性や環境適応性に優れた品種の開発を目指す育種研究までを、国際的な連携のもとで推進している。
王子はプログラムへの加盟により、Camcoreが世界各地で蓄積してきた遺伝資源や試験データ、研究成果を活用し、新たな樹種や地域を含め、「適地適木」の考え方に基づく品種選定と育種開発を効率的に進めていく。また、企業と大学が連携する国際的な研究ネットワークに参画することで、最新の研究知見と同社社有林での取組みを結び付け、育種・研究機能のさらなる高度化を図る。







