輸入燃料や化学薬品コストが上昇しており、多くの製紙メーカーは2011年下期の生産コスト上昇を危惧している。インド大手製紙メーカーBILT,TNPL,JKPaper,West Coast社は昨年生産能力を拡大しており、目下最大の関心事は米国による中国コート紙のダピング及び相殺関税賦課問題。結果、大量の中国製コート紙が輸入されると国内価格がトン当たり3000ルピー(約¥5.6/キロ)下がる恐れがある。本年国内メーカーは1月に強硬な反対を受けコート紙価格を1000ルピー(約¥1.8/キロ)上げたばかり。インドは中国からコート紙を毎年4.5万㌧輸入。インド国内紙・板紙生産量は年1000万㌧で洋紙350万㌧、板紙450万㌧。
3月31日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ