PPPC World 20パルプ世界統計によると、12月にLパルプ市場は均衡してきたが、Nパルプは以前供給過剰状態。但しNパルプメーカーは2012年第2四半期に底を打つと予測。12月のパルプ全体の操業率は11月の92%から102%に上昇、対前年同月(103%)比で僅かながらの減少。Lパルプは11月の97%から110%に上昇、Nパルプは11月の88%から95%にアップした。2011年パルプ出荷量は世界全体で2010年比3%増(Lパルプ18%増、Nパルプ12%増)。中国向けは対2010年比30%増、北米及び欧州向けは其々4%、3%減少。Nパルプ価格は来月更に下落が見込まれ連続8ケ月の下落となる模様。北米では1月積み価格が890㌦から870㌦に20㌦下落した。但し、価格水準は生産コスト(620㌦)以下で、パルプ市場は底値に接近している。今後数ケ月の生産調整により、第2四半期に価格が復元される見通し。 1月25日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ