ロシアのWTO加盟で原木輸出関税が低減され紙・板紙輸入関税が低下するため、フィンランド森林製品のロシア市場における地位の向上が期待される。予想ではロシアからフィンランド向け原木輸出で、輸出関税は針葉樹はユーロ建てで半額、広葉樹では4分の1に減額される。昨年フィンランドはロシアから1.9億ユーロの原木輸入実績があり、輸出関税の減額で単純計算、年間約2千万ユーロの仕入れコスト減となる。ロシア側の紙・板紙輸入関税減額においてもフィンランドは恩恵を被ることになる。
フィンランドの昨年対ロシア紙・板紙輸出実績は4.9億ユーロで、輸入関税減額により約3千万ユーロの関税がセーブされることになる。
7月23日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ